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2025.1.16

受付案内・見回りロボット「temi」を医療機関へ導入 、医療現場のDXと医療従事者の業務負荷削減に貢献します

このたび当社は、医療法人社団 神戸低侵襲がん医療センター(所在地:兵庫県神戸市、病院長 藤井正彦、以下、神戸低侵襲がん医療センター)において、テレプレゼンスアバターロボット「temi(テミ)」を導入し、院内業務の効率化を支援する取り組みを開始しました。

temiとは

temiは高性能距離センサーを搭載し、自己位置をリアルタイムで把握しながら自在に移動できる自走型ロボットです。障害物を回避しつつ目的地へ正確に到達することが可能で、頭部のディスプレイを用いた動画再生やビデオチャット、タッチパネル操作による直感的な指示入力にも対応しています。

医療機関でのtemi活用事例

神戸低侵襲がん医療センターでは、主に以下の業務でtemiを活用しています。

  • 見回り業務:事前に設定されたルートをtemiが自律的に巡回し、時間管理やルート設定による効率的な見回りを実現します。
  • 受付案内業務:病院の玄関から受付、診察室、検査室、トイレ、エレベーターなど、患者様を目的地まで案内します。声認識やタッチパネルで行き先を選ぶだけで、temiが先導し安全に誘導します。
  • 検査説明動画の配信:特定のフォーマットに沿った検査や入院などの説明を、temiのタブレットで動画として配信します。動画内にボタンなどを組み込むことで視聴完了ステータスを取得したり、質問を受け付けることもできます。

temiは音声案内や顔表示、BGM再生などの機能も備え、患者様はもちろん、看護師や医療スタッフにも親しみをもって受け入れられています。
神戸低侵襲がん医療センターのtemiの様子を実際にご覧いただけます。以下のリンクより、ぜひご覧ください。

医療現場の課題と解決に向けて

医療現場では、医療従事者の業務負荷が増加する中、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める必要性が高まっています。しかし、セキュリティ確保の必要性や医療従事者の忙しさ、個別の要件が優先される業界特性が、システムの導入・改修の障壁となっている場合もあります。

ジーワンでは、「患者・家族と医師・エッセンシャルワーカーが医療に向き合う時間をより多く創出する」というビジョンのもと、医療機関におけるDXを推進しています。temiの導入を通じて、医療従事者の業務負荷削減や患者様の体験向上を目指します。

iPresence株式会社との協力

temiの導入にあたっては、iPresence株式会社と協力しています。同社は「テレプレゼンスアバターロボット」「3Dデジタルツイン」「会話AIエージェント」などの技術を活用し、多様な業界に向けてソリューションを提供するコミュニケーションテクノロジー企業です。Teleportation as a Serviceをコンセプトとして、疑似テレポートで得られるメリットを多様な業界に社会実装しています。 詳細はこちらをご覧ください。


本件に関するお問い合わせ先

ジーワン株式会社
担当者:経営企画室 高瀬昇太
TEL:050-5474-7880
E-Mail:takase@g-1.ne.jp